失語症訪問相談シェヴー 〜「言葉人」研究所〜

言葉人(ことばじん)研究所

月が瀬-三本松の写真です 《設立趣旨》
《開設・所在地》
《所長プロフィール》
《研究活動》
 
《設立趣旨》
 ●失語症訪問相談室シェヴーと共に、言葉と失語症、言葉と人、人と人との関係について考え続けてゆく一つの場所
     として、「言葉人(ことばじん)研究所」を設立し、活動しています。
 ●ヒトはその誕生前からすでに在る「言葉の世界」に参入させられることによって、「人間」と認められ、自ら「私」として
     言葉を使いながら生きていくことになります。先ず「言葉の世界」に捉えられないかぎり、言葉を使うことはできま
    せん。この根本的な従属性・受動性の中に、失語症から回復するためのヒントもあると考えています。
 ●「言葉人」とは、「言葉の世界」と「私(たち)」とのこうした関係を示すための言葉です。私たちは日本人、韓国人、
     アメリカ人、東北人、静岡県人などであると同時に、誰でも皆「言葉人」なのです。
《開設・所在地》
 ●平成24年12月2日、失語症訪問相談室シェヴーと共に開設
 ●〒419-0114 静岡県田方郡函南町仁田203-13 TEL:055-978-8612
《所長プロフィール》
 ●中西之信(なかにし ゆきのぶ)、1952年生。
 ●言語聴覚士。博士(人間・環境学)。
 ●慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンターにて、1978年から2011年まで、言語聴覚士として、失語症、
    構音障害、高次脳機能障害などの治療・リハビリテーションに従事。
 ●専門:失語症言語臨床、「言語・人間」論、精神分析学。
 ●慶應義塾大学文学部史学科卒業。国立聴力言語障害センター附属聴能言語専門職員養成所卒業。
    京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程終了。
 ●言語聴覚士免許 平成11年6月1日 取得
《研究活動》
 1. 著書:
 ●『現代精神医学事典』 弘文堂、2011(項目分担執筆)
 ●『言語臨床の「人間交差点」』 学苑社、2004(共編著)
 ●『よくわかる失語症と高次脳機能障害』 永井書店、2003(共著)
 ●『失語症臨床ガイド』 協同医書出版社、2003(共著)
 ●『リエゾン・カンファレンス ―リハビリテーション医療における心理的ケア―』 慶應義塾大学出版会 2000(共編著)
 ●『重度失語症検査―重度失語症者へのアプローチの手がかり』 協同医書出版社 1997(共著)
 2. 訳書:
 ●S.アイルブルム『失語症・自閉症・口ごもる言葉たちー「声」・「音〔おと〕」のざわめきとラカン派精神分析』晃洋書房、2024
 ●B.フィンク『精神分析技法の基礎―ラカン派臨床の実際』 誠信書房、2012(共訳)
 ●B.フィンク『ラカン派精神分析入門―理論と技法』 誠信書房、2008(共訳)
 3. 論文:
 ●「ST(言語聴覚士)を“捨てる”ーある失語症者の8年目の決断」『臨床作業療法 NOVA』2023
 ●「話せないまま愛されたい ―失語症者の一つの選択―」(未発表)2008
 ●「失語症者はなぜ『言葉の回復』に固執するのか:フロイト=ラカンの精神分析による
    検討」 『コミュニケーション障害学』 2008
 ●「失語症者の“『言葉の世界』へ戻る仕事”―失語症治療と「精神分析的態度」―」
     『精神分析研究』 2005
 ●「重度失語の臨床論理をどう構成するか〜“ジレンマ”から“折り合い”へ」 『聴能
    言語学研究』1991
 ●「“<言語機能>主義”を考える」 『聴能言語学研究』1989
 ●「全失語の言語治療について」 『聴能言語学研究』1987
 ●「一全失語症患者におけるコミュニケーション行為および一般的行為の改善経過」
    『聴能言語学研究』1987  など
 4. 講演など:
 ●「日本運動器看護学会認定運動器看護師育成講座」講義(2021〜2025)
 ●「摂食・嚥下障害とそのケア」(神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部看護学科 講義)2016〜2023
 ●「在宅療養を支える多職種チーム:言語聴覚士の立場から」(駒沢女子大学看護学部看護学科 講義)2021.11
 ●「脳血 管障害後のコミュニケーション障害とその対応」(特別養護老人ホーム いちごの里 研修会) 2013.4.9
 ●「コミュニケーションは『有難し』」(伊豆市ケアマネージャー連絡協議会研修会)2012.10.18
 ●「失語症は、失『語』症であっても、失『語る』症ではない 〜“在宅言語訓練”を考える前に〜」(伊豆市ケアマネ
    ージャー連絡協議会研修会) 2012.2.16
 ●「『話せない』という起源と失語症者〜回復の過程で“心理的”問題=言語的問題はどのように発生するのか」
    (日本リハビリテーション心理研究会) 2010.10.10
 ●「『言語と失語症者との関係』に関する精神分析的研究〜言語=道具観を越えて〜」(精神病理コロック)2006.1.22